カントリーリスク

   

[FOOTBALL MANAGEMENT JAPAN 杉浦龍太代表のブログより]

グローバル化が叫ばれて久しい昨今、企業と同じく世界のマーケットへと目を向けるサッカー選手が増えてきました。

海外航空券の価格低下、インターネット発達による国を越えた情報共有の簡易化により、スポーツ界でも海外へと活躍の場を移す選手が急増しています。

当サイトをご覧になっている方の中にも、海外クラブへと挑戦したい方が多いかと思います。
急速に世界への扉が開かれた今だからこそ、
この『カントリーリスク』という聞き慣れないこの言葉の重要性を充分に理解する必要があります。

この言葉は、数々の有名選手を手掛けてきたサッカー代理人・ロベルト佃さんの著書『世界基準の交渉術』に出てくるフレーズです。

著書の中にこのような記述があります。

これから海外でプレーしようとしている日本人選手は、こうしたカントリーリスクのこともしっかり勉強してた上で移籍先を吟味すべきだ。海外への憧れだけで突っ走るのは非常に危険である。

カントリーリスクとは、経済・政治情勢・治安・物価など様々な要素から考えられる、その国の移籍リスク(危険度)のことです。

例えば、現在でいうギリシャはカントリーリスクが高いとされる国です。

 

2009年10月の財政赤字の隠匿が発覚し、ギリシャの財政破綻は世界中に知れ渡りました。当然、国の財政が非常に貧窮していれば、当然スポーツ界にもその影響は深く影を落としています。

ギリシャの各クラブは財政難による給与未払いは日常茶飯事。
スタジアムの客層も粗暴な輩が取り巻く物々しいものとなりました。

日本人としては、2010年に元・横浜Fマリノスの坂田大輔がギリシャのクラブに移籍しています。UEFAヨーロッパリーグにも進出するようなチームでしたが、結局給与未払いを理由に半年で退団する運びとなりました。
著書の中でも財政難からくる治安の悪化を物語るエピソードも出てきます。

命の危険も考えなければいけないようなリーグで、はたしてあなたは正常なプレーが出来るでしょうか。

日本でのみ住んでいると、「リスク」とはどういうものかを知る機会がないかと思います。海外で危険な目にあってはじめてリスクとは何たるかを認識するでしょう。

『移籍を考えている国がどのような国なのか』

トッププロではないこれから挑戦しようという選手であれば、
選手自身が積極的に情報を収集し、理解し見極めなければいけません。

サッカーに関しても、トレンドにとらわれず自分の挑戦や置かれる状況にどのようなリスクが発生するのかを認識しておくことが、非常に重要となるでしょう。

カントリーリスク

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